イマドキの暮らしを実現! 毎日を豊かにする「上級」な住まいづくり

第1回 いざと言う時も安心な暮らし 災害に強い住まい

日本は地震が多い国のため、家づくりにも様々な工夫がなされてきました。しかし最近では、地震以外にも大型台風や竜巻、ゲリラ豪雨などの異常気象による被害のニュースを耳にするようになっています。今回は、万が一の時も安心して暮らし続けることができる、災害に強い住まいづくりのポイントをご紹介します。

写真1:災害に強い家にするためには、地震や台風に強いだけでなく、その後も快適に暮らし続けるための対策が重要です。
INDEX

【1】災害へ粘り強く柔軟に対応できるレジリエンスな家

写真2:災害からの回復力が高く、柔軟に対応できる「レジリエンス」な住まいが求められています。

少し前までの災害対策は、大きな地震が来ても倒壊しないよう、災害に耐える家を作ることを中心に考えられてきました。しかし現在では、強い家であるのはもちろんのこと、災害が起きた後にも速やかに元の暮らしに戻ることができる「レジリエンス」な家づくりが注目されています。

レジリエンスとは回復力、変化に対応できる弾力性、強じんさなど、外力を跳ね返す力を意味しています。国交省が発表した「国土のグランドデザイン2050」の国土づくりの3つの理念の中にも、災害へ粘り強くしなやかに対応できるレジリエンスであることが盛り込まれています。

災害に強い家づくりをするためには、強いだけでなく「しなやか」つまり、柔軟な強じんさが求められる時代となっているのです。

【2】災害に強い家とは命を守り、災害後も快適な暮らしが維持できること

災害に強い家であるためには、まず一次災害と呼ばれる直接的な被害に耐えられる「強い家」であることが肝心です。地震に強いことはもちろん、最近増えている台風や竜巻への対策もしておく必要があります。

写真3:揺れを小さくすることができれば、家の破損リスクを軽減し、構造部が守られるので、繰り返しの地震に強くなります。

地震への対策は、強い地震に耐えられる「耐震性」が高い家を選ぶのはもちろんですが、最近では地震エネルギーを吸収するダンパーを取り付けることで揺れを小さくする「制震」や、ゴムやベアリングを取り付けることで地震の揺れを建物に伝えないようにする「免震」の性能を付加した家もあります。

揺れを小さく抑える構造なら、大きな地震が来ても、壁のひび割れや水漏れ、構造部の破損のリスクを軽減するので、繰り返しの地震に強くなり、災害後も安心して住み続けることができるようになります。また家具の転倒から命を守ってくれる、大切な調度品が破損しにくいなどのメリットもあります。

写真4:台風や竜巻の被害で多いのが窓の破損です。窓にはシャッターや雨戸を付けておきましょう。
画像提供元:YKK AP株式会社 ウインドウシャッター セレクトブック

また台風や竜巻対策で重要になるのは窓の強度です。窓にはシャッターや雨戸を取り付けておくといざという時に安心です。2階の小窓などには強度の高い面格子を取り付けておくと良いでしょう。面格子はデザイン性の高いタイプを選べば、外観の素敵なアクセントにもなります。

災害後は一時的にライフラインがストップしてしまうことがあります。災害に強い家とは、そんな時でも我が家で安心して暮らし続けることができる家のこと。避難所では慣れない生活で体調を崩してしまう人もいます。災害が起きてしまった後も、自宅でできるだけ快適に暮らせるよう、対策をしておくと安心です。

例えば、太陽光発電システムと蓄電池があれば、停電の際も自宅で発電した電気を使うことができます。もちろん普段は電気代の節約に役立ちます。他にもガスから電気とお湯を作ることができる家庭用燃料電池「エネファーム」、タンクに大量のお湯が貯水されている「エコキュート」、雨水を生活用水として確保できる「雨水タンク」などを準備しておけば、いざと言う時に役立ちます。

もちろん飲料水と食品を備蓄しておくことも忘れずに。備蓄食料をストックする食品庫も間取りの計画に入れておきましょう。

家づくりに役立つ基礎用語集で、災害時も役立つ設備について調べてみよう

エコ&環境システム用語編

【3】防災のための施設には法律の緩和規定も

写真5:電気を創り、貯め、コントロールすることができるスマートハウスなら、普段からエネルギーを賢く使うことができ、災害後も安心して暮らせます。

防災のための設備をもうけるスペースには、法律の緩和規定もあります。昨今の防災意識の高まりから、2012年に建築基準法が改正になり、防災のための備蓄倉庫、蓄電池を設ける部分、自家発電設備を設ける部分、貯水槽を設ける部分は、一定の条件下において容積率を計算する際の床面積から除外されるようになりました。そのため、これまで防災のための設備を取り入れたくても面積が足りないと諦めていた方も、計画に入れやすくなっています。

災害に強い家にするためには、他にも普段過ごす部屋の家具は造り付けにして安全性を高める、ガラスには飛散防止の対策をしておく、また家族で災害時の行動を決めておくことも大切です。

家族の命を守り、暮らしを繋ぎ続けてくれる大切な我が家です。ぜひ災害に強い家づくりを意識していただければと思います。駒沢公園ハウジングギャラリーには最新の防災対策がされた住まいがたくさんあります。その安全性を確かめに、ぜひ出かけてみてください。

駒沢公園ハウジングギャラリーのモデルハウスはこちらからご覧いただけます。

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気になるモデルハウスがございましたら、ぜひご来場いただき素晴らしいしつらえの実物をご覧ください。

監修・情報提供:尾間 紫
(住宅・リフォームコンサルタント/一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター) 一級建築士事務所 OfficeYuu 代表。

生活情報サイトAll Aboutリフォームのオフィシャルガイドとして業者選びからプランの立て方など実践的ノウハウを発信。テレビや雑誌、新聞掲載、講演などで活躍している。

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