イマドキの暮らしを実現! 毎日を豊かにする「上級」な住まいづくり

憧れの映画のような胸おどる暮らし ドラマチックな喜びにあふれる住まい

住まいをドラマチックに盛り上げてくれるのが階段のデザインです。美しく存在感がある階段は、吹き抜け空間を華やかに彩り、住まいの格式を高めてくれます。今回は、胸おどる楽しい暮らしになる、映画のような階段がある住まいの作り方をご紹介します。

写真1:階段で住まいの印象は大きく変わります。住んでいて楽しい、そしてゲストの印象に残る階段デザインを考えてみましょう。
INDEX

【1】住まいを格上げしてくれる階段のデザイン、映画の中の素敵な階段

住まいのデザインを考える際、見逃しがちなのが階段のデザインです。階段は、上階と下階を繋ぐ通路としての役割があるだけでなく、家の中で一番大きなオブジェですから、デザインや品質によって、住まい全体の格式や印象が大きく左右されます。

写真2:映画でも強く印象が残るシーンに豪華な階段がよく使われます。

素晴らしい階段との出会いは、忘れられないほどのインパクトがあります。以前、素晴らしいサーキュラー階段(まわり階段)があるお住まいに伺ったことがあるのですが、その豪華さや美しさを今でもよく覚えています。

映画の中でも素敵な階段に出会うと印象に強く残ります。
名作「風と共に去りぬ」で、美しい主人公スカーレット・オハラが運命的な出会いをするのが、大きなサーキュラー階段です。うねるように緩やかな弧を描き、2階へと続く階段は、これから始まる壮大なドラマを予感させる華やかさがあり、白く華奢な手すり子(手すりを支える小さな柱)が、お屋敷の優美さを更に引き立てていました。
打って変わって後半に出てくるのが、赤いカーペットが敷き詰められ、手すりに彫刻が施された巨大なストレート階段です。デザインは重々しく、調度品のような親柱(手すりの始まりや折り返しにある太い柱)が取り付けられていて、重厚で格調高いインテリアになっています。

家づくりで差を付けたいなら、階段にこだわること!階段まではなかなか手がまわらないと言う声も聞きますが、存在感が大きい階段にこだわることで、住まいの完成度は格段にアップします。

【2】ゲストが目を奪われる階段プラン、上り下りするたびに胸が高鳴る

それでは住まいをグレードアップしてくれる階段のデザインをいくつかご紹介しましょう。

写真3:まるで映画のワンシーンのようなサーキュラー階段。ゲストにインパクトを与えるだけでなく、上り下りするたびに、ワクワクする気持ちになれそうです。

先ほどご紹介した、ゆるやかなカーブを描くサーキュラー階段は、輸入住宅でよく見られるデザインです。階段そのものが見せ場になり、広い玄関ホールやリビングを吹き抜けにして、階段のデザインがよく見えるように計画します。

サーキュラー階段はアメリカでよく見られるスタイルで、エレガントなインテリアが映えます。インテリアは思い切りドラマチックに、段板には木や大理石はもちろん、カーペットも似合います。

写真4:モダンデザインの階段。抜け感があり、すっきりとシャープな印象です。

モダンな印象の階段にしたい場合は、抜け感があるデザインにするとスッキリとおしゃれに仕上がります。

階段は踏みしめる段板、垂直方向の蹴込み板、段板を支える構造部分、そして手すりで構成されています。これらの部材の一部を透かしのようにデザインし、向こう側が見えるようにしたものを、ストリップ階段もしくはスケルトン階段と呼びます。

段板が壁から生えているように見える片持ち階段も人気です。まるで階段が空中に浮かんでいるように見え、軽やかな印象になります。

モダンな階段にするコツは、硬質な素材を使用することです。スチール、ステンレス、ガラス、コンクリートなどを使うことで、インテリアに緊張感が生まれ、モダンなイメージを作ります。
少し柔らかさを出したい場合は、そこに木などの自然素材をプラスしましょう。シャープな印象の中にも温もりを感じさせるナチュラルモダンな雰囲気になります。

写真5:らせん階段はまさにオブジェ、魅せる階段です。書斎やホビールーム専用の階段があったら毎日がもっと楽しくなりそうですね。

らせん階段はデザイン性が高く、まさに魅せる階段です。省スペースに上下階を行き来することができるので、階段面積を最小限に抑えつつ、インテリアのオブジェとしての存在感があります。

ただし上り下りに不安を感じる人もいるため、頻繁に使用するメインの階段としてではなく、小屋裏に上る簡易階段として、また書斎やホビールームに直接行くことができるセカンド階段として検討するといいでしょう。

実際のモデルハウスの画像はこちらからご覧いただけます。

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【3】ロートアイアンやステンドガラスを使って、より高品質なインテリアに

写真6:オーダーメイドの階段手すり。耐蝕アルミ合金鋳物に耐候性にすぐれたアクリル樹脂塗装がされている(装飾金物/大和金属工業株式会社)
写真提供元:大和金属工業株式会社

階段をより豪華に見せてくれるのが、手すりのデザインです。クラシックな雰囲気なら、木や大理石を彫刻したものや鋳物、ロートアイアンなどお勧めです。モダンならスチール、ステンレス、アルミ合金などが向いています。ここも見せ場のひとつですから、インテリアに合わせてじっくり選びましょう。

ロートアイアンとは鉄を熱し鍛えて作るヨーロッパの伝統工芸品で、本物ならではの高級感があります。丈夫でありながら繊細で、オリジナルなデザインが楽しめます。他にも真鍮の手すり子や、ステンドグラスをはめ込むデザインも素敵です。

階段を照らす照明選びにもこだわりましょう。クラシックスタイルならシャンデリアを、モダンスタイルなら壁に照明を埋め込んでスッキリさせるのもいいですね。

ただし階段は安全であることが重要です。転落防止のために必ずしっかりとした手すりを取り付けておきましょう。

素晴らしい階段がある家は記憶に残る家になります。駒沢公園ハウジングギャラリーには、様々なデザインの階段があり、実際に見て体験することができます。家づくりの参考にぜひ出かけてみてくださいね。

駒沢公園ハウジングギャラリーのモデルハウスはこちらからご覧いただけます。

気になるモデルハウスをチェック

気になるモデルハウスがございましたら、ぜひご来場いただき素晴らしいしつらえの実物をご覧ください。

監修・情報提供:尾間 紫
(住宅・リフォームコンサルタント/一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター) 一級建築士事務所 OfficeYuu 代表。

生活情報サイトAll Aboutリフォームのオフィシャルガイドとして業者選びからプランの立て方など実践的ノウハウを発信。テレビや雑誌、新聞掲載、講演などで活躍している。

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