イマドキの暮らしを実現! 毎日を豊かにする「上級」な住まいづくり

季節のしつらいを楽しむ暮らし クリスマスツリーが煌めく住まい

クリスマスは子どもたちだけでなく、大人たちにとっても楽しいイベントです。家づくりの際の小さな工夫で、季節の行事がもっと楽しくなります。今回は、クリスマスツリーがステキに映える空間づくりのポイントをご紹介します。

写真1:我が家で季節を感じるイベントを楽しみましょう。家づくりの際の小さな工夫で、クリスマスツリーもより美しく映えます。
INDEX

【1】 我が家で四季折々のイベントを楽しむ暮らし

写真2:季節感のある暮らしを送ることで、子どもたちの情操教育に役立つと言われています。

日本では、四季折々に様々な行事を楽しみます。お正月のお飾りから始まり、ひな祭り、端午の節句、七夕、お盆、お月見、ハロウィン、そしてクリスマス。その起源はまちまちですが、どれも季節を感じながら、家族の幸せを願う楽しいイベントです。

このようなイベントは時代により様変わりしていますが、日本では古来より、季節ごとの年中行事に思いや祈りを込めて大切にしてきました。
現代は季節感が薄れている時代と言われています。家づくりの際には、このような四季折々のイベントが一層楽しくなる工夫を加えておくことで、季節の喜びが感じられる住まいになります。

家にいる時間が増えている今だからこそ、季節感のある暮らしを送ることで、毎日が一層心豊かに彩られることでしょう。

【2】季節のしつらいがより美しく映えるプラン、フォーカルポイントを作る

写真3:季節のしつらいはフォーカルポイントを意識して。イルミネーション用のコンセントも忘れずに取り付けておきましょう。おしゃれに飾るコツは足元の飾りつけにあります。

これらの行事にはそれぞれシンボルとなる飾りがつきものです。様々な飾り付けをすることで、意味を持たせたり、雰囲気を盛り上げたりします。例えばひな祭りなら雛人形、端午の節句は五月人形を、七夕なら笹飾り、そしてクリスマスにはクリスマスツリーを飾る人が多いことでしょう。

家づくりの際には、これらを飾る場所を前もって計画の中に練り込んでおくことで、季節ごとの行事を暮らしの中に取り入れやすくなります。後になって飾る場所が無い、飾っても目立たないという声もあります。イベントとして思い切り楽しむためにも、計画段階から飾る場所を考えておきましょう。

上手に計画するコツは、「フォーカルポイント」を意識することです。フォーカルポイントとは、目をひく場所という意味で、インテリア用語では最初に目が留まる場所を指しています。
インテリア計画では、このフォーカルポイントに見せたいものを配置し、またそれによって空間のイメージが決まります。例えば、玄関ドアやリビングのドアを開けた時に最初に目に入る位置、もしくは普段より過ごすことが多いソファーなどから目に入りやすい位置などもおすすめです。

家づくりの際は、フォーカルポイントをよく検討し、そこに飾り付けができるようにしておくと、存在感が増し、一層雰囲気が盛り上がります。このようなイベントごとのレイアウトも、プラン段階からしっかり計画しておくことで、より完成度が高い家づくりができます。ホームパーティを開きたい場合は、会場となるスペースから見えやすい位置に計画しましょう。
飾り物のための小部屋を独立させるケースもありますが、見えにくいためだんだん飾らなくなったという例もあります。やはり、専用の小部屋をつくるより、暮らしの中で気軽に飾れるスペースをつくることが大切でしょう。

写真4:玄関ホールのフォーカルポイントにクリスマスツリー。吹き抜けにすると大型のツリーが映えます。

クリスマスツリーを飾る場合は、天井の高さにも配慮をしましょう。天井の高さぎりぎりに大型のクリスマスツリーを飾ると、部屋が狭く、天井が低く感じられます。リビングに飾る場合は、天井を高めにプランするか、吹き抜けにすると空間が広がり、大型のツリーが美しく映えます。

ツリーを置く位置は、日本では間取りの関係で壁際が多いのですが、海外では部屋の中心に大きなツリーを置き、周囲を囲んでパーティを楽しむことも少なくありません。

ホームパーティを開く計画がある場合は、ツリーを囲んでおしゃべりしたり、お酒を飲んだりできるようなレイアウトにするのもいいでしょう。ツリーを置く場所だけ、床を大理石貼りにするなど、仕上げを変えると、おしゃれな雰囲気になります。

またクリスマスツリーにベストマッチングなのが暖炉です。揺れる炎とクリスマスツリーの煌めきの組み合わせは鉄板とも言えるほどの美しさです。最近ではガスやバイオエタノール、電気などの暖炉がありますので、手軽に設置ができるようになっています。

実際のモデルハウスの画像はこちらからご覧いただけます。

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【3】庭のシンボルツリーを我が家のランドマークに

写真5:モミノキは常緑樹で円錐形に育ち、クリスマスツリーの木として知られていますが、こだわることはありません。我が家に相応しい好みの樹種を選んで飾りつけをしましょう。

庭にシンボルツリーを植えて、そこに飾り付けを楽しむアイデアもあります。シンボルツリーとは、我が家の象徴とも言える植木です。家を建てる時に一緒に植えるケースが多いのですが、子どもが生まれた記念に、退職記念になど、様々な節目で植樹される方も多くいらっしゃいます。

シンボルツリーを植える位置もフォーカルポイントを意識して、リビングからよく見える位置に植えましょう。クリスマスツリーとして使う定番の樹種はモミノキですが、こだわることはありません。我が家のデザインに合う好みの木を選んで飾りつけを楽しみましょう。

クリスマスごとに美しく飾られるシンボルツリーは我が家の素晴らしいランドマーク(目印)になります。家族みんなで飾り付けをする時間は、すてきな思い出になることでしょう。

駒沢公園ハウジングギャラリーでは、季節のしつらいの楽しみ方のお手本となるような家を実際に見て体験することができます。クリスマスシーズンにはぜひご家族そろってお出かけくださいね。

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気になるモデルハウスをチェック

気になるモデルハウスがございましたら、ぜひご来場いただき素晴らしいしつらえの実物をご覧ください。

監修・情報提供:尾間 紫
(住宅・リフォームコンサルタント/一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター) 一級建築士事務所 OfficeYuu 代表。

生活情報サイトAll Aboutリフォームのオフィシャルガイドとして業者選びからプランの立て方など実践的ノウハウを発信。テレビや雑誌、新聞掲載、講演などで活躍している。

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