第4回

ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)とは

近年、住宅展示場やハウスメーカーの広告などで「ZEH」という言葉をよく目にしませんでしょうか。ZEHはネット・ゼロ・エネルギー住宅の略称で「ゼッチ」と読み、政府の目標では2020年には標準的な新築住宅でZEHを実現するとしており、今後ますます注目されるであろう住宅関連のキーワードです。今回はZEHとはどんな住宅なのかと、ZEHの補助金について解説します。

ここがポイント
  • ZEHとは年間消費エネルギーを0(ゼロ)以下にする住宅
  • 具体的には断熱性能を高め、省エネであり、創エネ機器も備えた住宅
  • ZEHに対する補助金もあり、2016年度は125万円が受け取れる

1.ZEHとは

ZEHは家庭の消費エネルギーを実質0(ゼロ)以下にする住宅のことを言います。通常の住宅では日常生活に必要な電気等のエネルギーは電気会社等から購入して使用しますが、ZEHでは住宅の構造や設備の省エネ性能を高めてエネルギー使用量を下げ、太陽光発電等でエネルギーを作ることで、消費量から作る量を差し引いて0(ゼロ)以下にする、ことを目指します。

政府の目標では2020年には標準的な新築戸建住宅の過半数をZEHにするとしており、各ハウスメーカーでもZEHの普及に向けた取り組みが始まっています。

2.具体的にはどんな家?

ZEHは省エネをした上でエネルギーを作る住宅です。省エネという点で言えばまず高い断熱性が必要です。断熱材を入れたり、窓を二重サッシしたり、といった工夫を行います。また冷暖房や給湯器その他の設備もエネルギー効率の良い設備を利用し、照明もLED照明を導入する等して省エネ性を高めます。HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム※)を導入し、エネルギーの使用状況をリアルタイムで把握・コントロールすることも省エネにつながります。

※HEMS:エネルギー使用量を計測してタブレット等に表示、使用量を管理する機器。

ZEHは省エネだけでなく「創エネ」も行う住宅です。具体的には太陽光発電システムや家庭用燃料電池(エネファーム※)等、エネルギーを作る設備を備える住宅ということになります。作った電気を蓄える蓄電池の導入も「創エネ」の一部と言えます。

※エネファーム:ガスから取り出した水素と空気中の酸素から電気を作り、発電の際の熱でお湯をつくる機器。

3.2016年のZEH補助金

今後広まっていくことが予想されるZEHですが、2016年度は基準を満たすZEHを建てると125万円の補助金が受け取れるという制度があります。ただし住宅を建てるハウスメーカーがZEHビルダーとして登録していることが条件になります。また、上記とは別に蓄電システムを導入する場合には、「最大50万円またはシステム導入価格の1/3のいずれか低い金額」まで補助金が加算(蓄電容量1kWhあたり5万円)されます。これから住宅を購入される方は、これらの補助金を利用してZEHを導入し、環境と家計に優しい暮らしを実現してみてはいかがでしょうか。

監修・情報提供:井上光章 (ファイナンシャルプランナーCFP®
株式会社FPアルトゥル代表取締役。
独立系FPとして、住宅購入時の資金計画や住宅ローンのコンサルティング、相続、資産運用のコンサルティングを主な業務として行う。豊富な相談実績を基にした、マイホーム購入時の資金計画や住宅ローンで失敗しない秘訣をお伝えします。

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