お家で簡単!楽しく学ぶ「知育アイデア」
ロンドン暮らしで得た子育てと住まいのヒント①

子どもの可能性を引き出す、我が家の知育アイデア

2014年にご主人の仕事の都合でイギリスに渡り、2020年1月に帰国するまで約6年間をロンドンで暮らした武井理奈さん。ロンドン生活のスタートとともに始めたSNSに、1匹の黒猫と窓拭きおじさんがフラットの大きな窓を挟んで戯れる動画をアップすると、それが瞬く間に話題となり、フォロワー15万人を超える人気インスタグラマーになりました。帰国してから1年以上が経った今、理奈さんにロンドンでの暮らしを振り返ってもらうとともに、子育て、愛猫との暮らし、さらには完成間近の新居についてうかがいました。

INDEX

【1】 愛猫との接し方で息子の成長を実感

ロンドンに住み始めた最初の半年は「長旅をしている感じだった」と話す理奈さん。しかし、冬の足音が近づき始めたころ、理奈さんは喪失感に襲われ、心身のバランスを崩してしまいました。そんな理奈さんの心の穴を埋めたのが、きりりとした姿が美しい黒猫のギネスくんです。念願だった猫との暮らしをスタートさせた理奈さんは、心身ともにすっかり元気になり、ようやくロンドンを“ホーム”として楽しめるようになったといいます。まさに、理奈さんにとってギネスくんは、異国の地で得た「恩人」ならぬ「恩猫」。その2年後には、ギネスくんの弟分として、セルカーラレックスのピムスくんが家族となり、理奈さんのロンドン生活はさらに賑やかになりました。

ギネスくんとピムスくんは、理奈さんがロンドン生活を語る上で欠かせない大切な存在です。だからこそ、2018年12月に第一子の凪くんを出産したときは、異国の地での出産と子育ての不安に加えて、愛猫たちが凪くんを受け入れてくれるか、とても心配だったそうです。ところが、2匹は生まれたばかりの凪くんを前に、戸惑いながらも興味深そうに歩み寄ってきました。その後も、2匹は昼寝中の凪くんにそっと寄り添うなど、まるでお兄ちゃんのように接してくれたのです。

「猫たちは自然と受け入れてくれたみたいです。だから、息子にも猫には優しく触れること、急に動くと驚くからゆっくり動くこと、追いかけてはダメだと言い続けています。まだ完全には難しいですが、それでも優しく接しようと彼なりに心がけているみたい(笑)。一方で猫たちにも変化があって、去年くらいから息子が猫たちのご飯を用意するようになったんです。そうしたら、それまでは“お兄ちゃん”って感じだったピムスが、急に息子に甘えるようになりました。ご飯をくれるし、おもちゃで遊んでくれるから、息子には従っておこうと思ったのか、兄から弟へと立場が逆転しちゃったみたいです(笑)」

愛猫との接し方で子どもの成長を実感できると話す理奈さん。凪くんが2歳を過ぎたころから、それが顕著に感じられるようになったそうです。

「我が家の場合、猫の存在が子育てにとてもよい影響を与えていると思います。息子は猫だけでなく、人にも優しく接しようとしますし、何より、私自身がすごく助かっています。常に猫がいることで気分が紛れますし、毎日、息子と一緒に『猫はかわいいね』って話しているので、家の中も自然と和やかな雰囲気になりますね」

【2】絵を通して美的センスや色彩感覚を養う

帰国後、理奈さんご家族が暮らした家は、1階と地下1階のメゾネットマンションでした。地下1階には広いテラスもあるので、家族揃ってランチをしたり、お茶を飲んだり。夏はプールを置いて凪くんの水遊び場にもなっているそう。

「お休みの日は、家族揃ってテラスでお絵描きもしています。私は絵を描くことが好きなので、息子にも絵を通して美的センスや色彩感覚を育ててほしくて。かわいいものをかわいいと思えるセンスを養ってほしいんです」

親子で参加した絵画教室では、凪くん自ら選んだ色を紙に塗り、そこにビーズや毛糸を貼った大作も仕上げました。ほかにも箱に色を塗ったり、窓に絵を貼ったりと、凪くんが興味を持つように、理奈さんはいろいろと工夫しながらアートに触れさせています。

「息子には何か一つ得意なものを見つけてほしい。音楽でもスポーツでもいいのですが、絵は家の中で自由に描くことができるので、できる限り、その機会をたくさん与えていきたいですね。新居は絵がたくさん飾れるように、壁に下地材を入れてもらったので、息子の絵も一緒に飾ろうと思っています」

この秋には新居に引っ越し、新生活をスタートさせる予定の理奈さん。凪くんの幼稚園も始まれば、ご自分の自由になる時間も少し持てるのでは?と尋ねると、「そうなったらギネスとピムスとの時間を大切にしたいですね」と笑顔で話してくれました。

駒沢公園ハウジングギャラリーのモデルハウスはこちらからご覧いただけます。

気になるモデルハウスをチェック

気になるモデルハウスがございましたら、ぜひご来場いただき素晴らしいしつらえの実物をご覧ください。

●取材協力:武井理奈
2014年にご主人の転勤に伴い渡英し、約6年間、ロンドンで暮らす。恐がりで甘えん坊な心優しいオス猫のギネスくんと、好奇心旺盛でやんちゃな甘えん坊のオス猫のピムスくん、そして一人息子の凪くんの日常を綴ったSNSが大人気。特にロンドン在住中に記録した動画『愛猫ギネスと窓拭きおじさん』シリーズがさまざまな国で話題となる。2020年に帰国し、今は家族と東京で暮らす。

インスタグラム:https://www.instagram.com/rina_takei/
YouTube:https://www.youtube.com/c/RINATAKEI
ブログ:https://ameblo.jp/rina-takei/

●監修・執筆:石倉 夏枝(編集・ライター)

©2021 Next Eyes.co.Ltd
本記事はネクスト・アイズ(株)が記事提供しています。
本記事に掲載しているテキスト及び画像の無断転載を禁じます。