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思い出を飾る!わが家の子どもミュージアム

前回、お子さんたちの勉強スペースについてアイデアを披露してくれた株式会社Casokdoの代表・五十嵐洋さん。今回は子どもたちが一生懸命作った作品の保管について、五十嵐家のユニークな取り組みをご紹介していただきます。皆さんのご家庭では子どもたちの描いた絵や作品はどうしていますか?

INDEX

【1】 増え続けるわが子の作品。保管したくても限度がある!

写真提供元:五十嵐洋さん

日に日に成長する子どもたち。少しずつできることも増えていくので、親としてはそれが楽しみの一つになっています。言葉を交わすことでお互いに理解し合えることも増えるし、たくさんコミュニケーションもとれるようになります。お手伝いもしてくれるようになって、ときどき、やんちゃして手間が倍増!なんてこともありますが、それでも毎日楽しく過ごせているのは幸せなことです。

子どもたちの成長に合わせて、おもちゃや勉強道具、洋服などが増えていきますが、わが家ではそれ以外にものづくりの思い出の品が増殖中。たとえば、保育園や小学校では季節のイベントごとに鯉のぼりや鬼のお面などを作ってくるし、家族そろって出かけたときは工作教室やワークショップに参加してオリジナルの作品を作ったり。どうやら、わが家の子どもたちは手を動かすことが好きなようで、いつの間にか、家の中が子どもたちの作品であふれ返るように。さらに、このコロナ禍で子どもたちはオンラインのアート教室などに興味をもったようで、ステイホーム中にいろいろな作品づくりに夢中になっていました。

そんな子どもたちの作品は、なぜか、ちょっと不思議なものが多く、親としてはそれらを見るのも楽しくて、最初のころはきちんと保管していました。ですが、子ども二人分ともなるとかなりの量。すぐに保管する場所もなくなり、わが家は整理整頓とはほど遠い生活になってしまいました。

【2】思い出とともに大切に飾る「子どもミュージアム」構想

子どもたちが、学校やワークショップ、ものづくりの体験教室などで頑張って作ったものを、いとも簡単に捨てるには忍びない。でも置いておくにしても、その場所がない……。

同じような思いを抱いている方も多いようで、保管場所に困り、作品を写真に収めたら泣く泣く処分するという家庭も増えているようです。わが家も必然的に写真に収めてデータで保管するようになりましたが、そうなるとほぼ見返すことはなく……。じゃあ、アルバムを作ろうかと思っても、これまた次の一歩がなかなか踏み出せません。こうして子どもたちの作品が埋もれてしまうのかと思うと、そこはやっぱり寂しくなります。

写真提供元:五十嵐洋さん

そこで、一念発起。せっかくなので、子どもたちが作ったものを「作品」として飾るスペースを作ってしまおう!と考えました。飾る場所は、前回ご紹介したリビングの勉強スペースや階段の壁などのちょっとしたすき間です。こうしてわが家の「子どもミュージアム」構想は生まれました。すき間を上手に活用すれば場所もとらないし、手間をかけずに手軽にミュージアムが作れるはずです。

【3】バリエーション豊かな作品群。さて、どう飾る?

子どもが二人いると作品のバリエーションも多くなります。大きな絵もあれば、立体物も作ってきます。子どもたちの力作(?)を素敵に飾るため、わが家は飾り方に一つのルールを設けました。たとえば、季節感のある鯉のぼりやオーナメントは子どもミュージアムの選定から外します。それ以外の作品を親と子どもがキュレーターとなって、“残しておきたいもの”を基準に選んでいきます。そして、小さな作品はできる限りそのまま飾り、大きなオブジェや絵は写真として飾ることにしました。

写真提供元:五十嵐洋さん

ただ飾るだけではインテリアに合わない場合があります。そこで空間に合うフレームを用意し、写真や絵はトリミングして雰囲気を整えることにしました。この二つが「子どもミュージアム」のポイントです。フレームに入れて飾るだけで作品が映えるし、トリミングをすることで作品の風合いに変化が生まれます。作風やテーマ性、大きさなどを考慮して飾ったら、わが家の「子どもミュージアム」の完成です。

リビングの学習スペースは、子どもの作品だけではなく、市販のインテリアアートを飾ったり、季節に合わせた作品もミックスして美術館風に。階段スペースは、小さな作品や写真をメインにしたギャラリー風に。子ども部屋は、お気に入りの作品をメインにインスタレーションとして。それぞれにテーマ性を持たせて展示することでバリエーションも増えて、子どもたちの作品が思い出とともにわが家に蘇ります。

最近はアート作品を購入して家に飾る方も多いですし、壁を傷つけずにディスプレーする方法もたくさんあります。インテリアのアクセントにもなるし、簡単に部屋の雰囲気も変えることもできるので、子どもの成長の証である作品と思い出が飾れる「子どもミュージアム」はおすすめです。

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●執筆・情報提供: 五十嵐洋
株式会社Casokdo代表。インテリア・デザイン、オーガニックコスメ、ソーシャル活動のPRを軸とした、コミュニケーション・プロモーション活動を行う。また、ソーシャルギフトのwebショップ『ARIGATO GIVING』も運営し、国内外問わずギフト商品のセレクト販売を行い、自社オリジナル企画商品の製造販売も行っている。

株式会社Casokdo
ARIGATO GIVING

●監修・執筆:石倉 夏枝(編集・ライター)
●編集:石倉 夏枝

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