後悔しないための! 本当に幸せな「住まい」のつくり方

勉強がはかどる子ども部屋のプラン
音環境や家具選びなど上手な空間の整え方

子ども部屋のプランでの後悔でよく聞くのが、面積、環境、そして収納に関することです。今回は、家族とコミュニケーションが取りやすく、勉強がはかどる子ども部屋作りのポイントや、狭くても快適な空間にする家具の選び方、子どもの独立後に部屋を再活用するアイデアをご紹介します。

写真1:子ども部屋のプラン次第で、勉強への集中度も変わります。
INDEX

【1】 子ども部屋の後悔で多い、広さ、環境、収納問題

写真2:家族とコミュニケーションが取りやすく、勉強にも集中しやすい子ども部屋プランを考えてみましょう。

子ども部屋のプランでよく聞く悩みには大きく3つあります。

1つめは面積に関することです。
狭過ぎると必要な機能が満たせずに不便になり、広過ぎると無駄なスペースができたり、居心地がよすぎて部屋にこもってしまわないかが心配になったり。子ども部屋には何畳が必要か、適切な広さを知りたいという声は少なくありません。

2つめは環境に関することです。
家族とコミュニケーションを取りやすいようにしたい、でも勉強にも集中して欲しい。解放的になり過ぎても集中しにくくなりますし、かといって閉鎖的にすれば孤立してしまう恐れがあります。

3つめは収納問題です。
子どもの持ち物は成長と共に増えていきますので、後になって収納不足に陥ったという声があります。収納が足りないと片付けがしにくくなり、部屋が散らかり、勉強への集中も途切れがちになります。

【2】勉強がはかどる子ども部屋プラン、オンライン授業も視野に入れて

写真3:シンプルな長いテーブルなら、2人がけの勉強机で空間を効率よく活かせます。
画像提供元:株式会社 LIXIL シートカウンター

子ども部屋の面積に関してはさまざまな考え方がありますが、大事なことは子どもたちが毎日を快適に便利に暮らせるように配慮をすることにあります。

子ども部屋に必要な基本の要素は、ベッド・机・収納です。ベッドのサイズは1m×2mありますが、造作家具を使ってロフトスタイルにすれば、その下にデスクや収納が設置できるので、3畳程度でも子ども部屋は作れます。

また睡眠や勉強以外にも、リラックスしながら趣味を楽しんだり、時には友人を呼んだりといったことがしやすいように考えておくことも大切です。

例えば、部屋内は最低限の要素とし、きょうだいで使う共有スペースを設けるアイデアがあります。子ども部屋の近くの階段ホールなどに、趣味を楽しんだり、友人を招いたりできるような共有スペースを作っておけば、個人のプライバシーを守りつつ、家族とのつながりを深めやすくなります。

収納も、子どもは年齢により収納量の変化が大きいので、部屋内だけで考えるのではなく、きょうだいや家族で一緒に使える大型の納戸などを計画しておくと便利です。

部屋の面積にとらわれるのではなく、機能を満たしつつ、快適に過ごせる空間づくりを考えてみてください。

写真4:きょうだいや家族と共用で使う趣味やワークスペースを作るアイデアもあります。その際にも音環境には配慮を忘れずに。

集中力が高まりやすく、勉強がはかどる子ども部屋にするためには、温度・湿度はもちろん、明るさ、風通しなどの室内環境を適切に整えること、そして音環境に配慮することが重要です。

注意したいのが、リビングから出入りする子ども部屋のプランです。家族とのコミュニケーションは取りやすいのですが、テレビや話し声が気になってしまいがちです。

また子どもの勉強の方法は時代と共に変化をしています。オンライン授業が当たり前になれば、より音環境が重要になり、子ども部屋もそれに合ったつくりにしておく必要があります。

大事なことは静かに勉強に集中ができるような環境を作ることにあります。特にリビングから出入りするプランにする場合は、遮音性能を持つ内装材を使うなど、音が響かない環境づくりをするといいでしょう。

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【3】子ども部屋を再活用するリフォームで楽しい暮らしを

写真5:空き部屋はそのままにしないで、暮らしを豊かにしてくれる新しい空間として活用しましょう。

子ども部屋を使う期間は案外短いものです。そのまま空き部屋として放置してしまえば、カビや結露など家が傷むもとです。子どもが独立後の部屋の再活用方法も考えておきましょう。

例えば、大型の納戸やウォークインクローゼットにリフォームするアイデアがあります。何となく納戸にしているより、効率のいい収納部屋として再生させれば片付けがしやすくなり、家の中がすっきりします。

他にも趣味の部屋として再生させたり、子どもたちが遊びに来た時のためのゲストルームとしてインテリアを整えたり。せっかくの空間ですから、暮らしを便利に楽しくしてくれる空間として活かせるように考えてみましょう。

そのためにも、新築時には、後から再活用がしやすいように計画をしておくことが肝心です。

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監修・情報提供:尾間 紫
(住宅・リフォームコンサルタント/一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター) 一級建築士事務所 OfficeYuu 代表。

生活情報サイトAll Aboutリフォームのオフィシャルガイドとして業者選びからプランの立て方など実践的ノウハウを発信。テレビや雑誌、新聞掲載、講演などで活躍している。

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