憧れの暮らしを実現する ワンランクアップの『住まい』の作り方

第8回 家族が集まる 愉しいリビングキッチン

家族が自然と集まり、食べたり飲んだり、おしゃべりしたり。そんな日常の何気ないひと時こそ、何物にも代えがたい幸せな時間になります。今回は、家族の絆が一層深まる、心地よく愉しいリビングキッチンの作り方をご紹介します。

写真1:自然と家族が集まってくる、リビングキッチンは家の中心的存在です。
INDEX

【1】憩いの場には食がある、リビングとキッチンの親密な関係

リビングは家族が集い憩うための場、家の中心的な存在です。今日あったことやたわいのない悩みを話したり、将来の夢を語り合ったり、日々のコミュニケーションを通して家族の絆は一層深まります。リビングはプラン次第で家族関係が変わるほど重要な役割を担っていますので、居心地よく、自然と家族が集まってくるような空間作りが大切です。

写真2:憩いの場にはいつも食がつきものです。皆さんはリビングでどんな時間を過ごしていますか?

居心地の良いリビング作りのヒントは、普段のリビングでの過ごし方にあります。例えば、親子でフルーツを食べながらおしゃべりをする、家族みんなでスナックを食べながらゲームをする、ひとりでゆっくり珈琲を飲みながら本を読むこともあるでしょう。夜にはお酒を片手に、とっておきのおつまみを頂きながら夫婦で映画を見るなんてことも。
どのシーンにおいても飲んだり食べたり、憩いの場にはいつも豊かな食があります。こんな暮らしを叶えてくれるのがリビングキッチンです。

これまでのLDKは、より大きな空間で考えられるようにはなっていても、DK+Lという考え方が多く見られました。しかし憩いの場であるリビングと、食を司るキッチンは本来親密な関係にあるもの。キッチンとリビングを直接隣接させるなど、連携を更に強化したリビングキッチンなら、家族が集まりやすい居心地の良い空間になります。

【2】家族が自然に集まる、求心力があるリビングキッチン

それでは家族が自然に集うリビングキッチンを作る3つのポイントをご紹介しましょう。まず1つめはリビングキッチンの基本、食を提供するキッチンと憩いの場であるリビングとの連携を強めることです。ダイニングよりリラックスできる憩いの場で、もっと気軽に食が楽しめれば、リビングに求心力が生まれます。

写真3:リビングキッチンとはキッチンとリビングの連携を強化したプランのこと。キッチンとリビングの両方からお互いが良く見えるようにソファーをレイアウトすることも、居心地アップの秘訣です。

キッチンとリビングの間はスムーズに行き来ができるような間取りにし、ソファーのレイアウトにもひと工夫しましょう。キッチンに背を向けるようにソファーを置くと、誰かがキッチンに立った時に視線が外れ、会話が途切れてしまいます。キッチンからもリビングからもお互いが良く見えるようにレイアウトすれば、誰かが寂しい思いをすることなく、家族の一体感が更に高まります。

写真4:子供部屋のドアを開ければリビングキッチンが見える、そんな間取りなら子供たちとのコミュニケーションが図りやすくなります。

2つ目のポイントは動線計画にあります。毎日必ず通る道筋の途中にリビングキッチンを配置すれば、自然と立ち寄る機会が増えます。例えばリビングを大きな吹き抜けにして、2階へ上る階段をそこに設置。吹き抜けを見下ろすように取り付けられた回廊から各個室へ入るようなプランなら、部屋を出入りするたびにリビングキッチンに居る家族と顔を合わせることができます。

リビングキッチンにはたいてい誰かいるものです。ちょっと寂しい夜はドアを少し開けて、そこに居る誰かに声を掛ければ、また新しい絆が生まれそうですね。

家族が自然に集うリビングキッチンにする3つめのポイントは、家族の気配を感じながら、ひとりの時間も楽しめる工夫をしておくことです。例えばリビングに大きなデスクを置いてワークスペースにして趣味のプラモデルを作ったり、お絵描きをしたり。キッチンで手の込んだお菓子作りをしている人もいれば、テレビを見ている人もいる。手が空いたらみんなのためにお茶を入れる人がいる。

みんなそれぞれ違うことをしていても、家族の視線と気配が感じられる間取りなら、誰もが心地よく居られ、自然と家族が集まってくるリビングになることでしょう。

実際のモデルハウスの画像はこちらからご覧いただけます。

こだわりのリビング こだわりのキッチン

【3】キッチンを魅せる、バックヤードが支える美しい空間

リビングキッチンは家族全員が集まるスペースですから、我が家のシンボル的存在です。いつも美しくいられる収納の工夫と高品質な空間づくりを心掛けましょう。

空間の美しさはバックヤードが支えています。キッチン側には大容量のパントリーや家電収納スペースを準備しておきましょう。またリビングに家族が集まるようになれば、それに伴い物も集まります。リビングには共用物のための収納の他に、個別の収納スペースも準備しておくと良いでしょう。

写真5:リビングに小さな収納部屋を隣接させるリビング納戸は今人気の収納スタイルです。個々の持ち物を分かりやすく分類しておくと片付けがしやすくなります。

またリビングキッチンでは、システムキッチンが重要なインテリアアイテムになります。キッチンのデザインにも徹底的にこだわって、質の高い空間づくりをしましょう。

写真6:リビングキッチンではキッチンは重要なインテリアアイテム。フルオーダーのキッチンで理想の空間を実現するチャンスでもあります。

居心地の良いリビングがあれば、いつも家族が集まるようになり、会話が増え、毎日をより一層愉しく過ごせることでしょう。駒沢公園ハウジングギャラリーには、そんな家族の絆を更に強くつなぐ住まいづくりのヒントがたくさんあります。ぜひ体感してみてください。

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監修・情報提供:尾間 紫
(住宅・リフォームコンサルタント/一級建築士/インテリアプランナー/インテリアコーディネーター) 一級建築士事務所 OfficeYuu 代表。

生活情報サイトAll Aboutリフォームのオフィシャルガイドとして業者選びからプランの立て方など実践的ノウハウを発信。テレビや雑誌、新聞掲載、講演などで活躍している。

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