世田谷区で建てるなら賃貸併用住宅も検討しよう

【１】 賃貸併用住宅のメリット・デメリット

賃貸併用住宅とは、家の一部を賃貸物件として活用する住宅のことです。

メリットは、家賃収入をローンの返済などに充てることができるので、ゆとりある暮らしができるところにあります。加えて家賃収入を見込める分、家に掛ける予算を大きく取ることができるので、よりよい立地や広い敷地、高い品質の家を建てることが可能になります。また賃貸併用住宅は相続税が有利になるのもメリットの一つです。

デメリットは、他人が同じ敷地内で暮らすので、プランによっては暮らしにくさが生まれてしまうことがあります。また入居者が付かない場合、予定していた家賃収入が見込めなくなくなりますので、資金計画に問題が起きる可能性があります。

賃貸併用住宅は自分の家を建てるという視点だけでなく、事業としての視点を持つ必要があります。賃貸事業が成立する立地か、選ばれる魅力ある物件になっているかなど、様々な角度からの計画が必要になりますので、経験豊富な住宅メーカーとよく相談をしながら進めることが大切です。

【２】自宅と賃貸部分はどう分けると快適？

賃貸併用住宅で快適に暮らすためには、自宅と賃貸部分の分け方がポイントになります。毎日の生活の中でお互いがストレスを感じないよう計画を立てる必要があります。

賃貸併用住宅の家の分け方には、縦割り、横割り、その2つの混合タイプがあり、それぞれにメリットがあります。

・縦割りは、自宅と賃貸部分を左右に分けて計画するスタイルです。テラスハウスのような作りになるので、騒音の心配が少なくて済み、それぞれに庭を作ったり、バルコニーを付けたり、一戸建てならではのよさが感じられる暮らしができます。

ただし敷地の面積が不足すると狭い家が並んで立つことになり、自宅としても暮らしにくい、賃貸物件としてもあまり魅力が感じられない間取りになってしまうので注意が必要です。

・横割りは、1階を自宅、2階より上を賃貸に、もしくは最上階を自宅にして下階を賃貸にするなど、階層で分けて計画するスタイルです。

1階を自宅にすれば庭が使える分、ひろびろと暮らすことができ、逆に最上階を自宅にすれば足音などを気にすることなく静かに暮らせます。賃貸物件は一般的には2階より上階が人気ですが、小さな子供がいるご家庭などには生活音を気にしないで済む1階部分も魅力があることでしょう。

賃貸併用住宅を計画する際には、自宅としての快適性と、賃貸事業としての安定性が両立できるよう、しっかり検討することが大切です。

また賃貸併用住宅は、ひとつの敷地の中で複数の世帯が暮らすのですから、それぞれのプライバシーがしっかり守られるように計画することが大切です。

ポイントとなるのは視線と音です。リビングなどが丸見えにならないよう配慮をし、生活音が漏れないよう防音対策もしっかりと行っておきましょう。

また自宅部分と賃貸部分のエントランスを分けておくと、お互いに快適です。自宅の玄関と賃貸の入り口を近くに計画したために、大家さんにいつも見張られているようで暮らしにくいという声が出たケースもあります。出入りの動線も忘れずに気を配りましょう。

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【３】将来的な活用を見据えて計画を

賃貸併用住宅の計画の際には、将来の汎用性が高まるように前もって計画をしておくと、先々に暮らしやすい家になります。

新築時は2階部分を賃貸アパートとして活用、後にそこを子どもたち家族が暮らせるようにリフォームをして二世帯住宅にした例もあります。逆に二世帯住宅を、賃貸併用住宅として活用できるようにしておくのもいいでしょう。

家の寿命は長いものです。最近の住宅は70年～80年もつのが当たり前の時代です。将来的にも活用がしやすい可変性の高い住まいにしておけば、この先を長く快適に暮らせるようになるでしょう。

駒沢公園ハウジングギャラリーでは、さまざまな賃貸併用住宅のプランを実際に見て体験することができます。家づくりの参考に、ぜひお出かけくださいね。

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