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家づくりの基礎知識

第4回
目黒区での注文住宅づくり
かかるコストや建築会社選びのコツを解説

東京23区内にある目黒区は、治安の良さや利便性の高さから、住宅を建てる場所として人気のエリアです。一方で高級住宅街というイメージもあり、予算内で理想の注文住宅を建てられるのか悩まれる方も多いでしょう。

本記事では目黒区の基本情報や住環境のほか、実際に注文住宅を建てる場合の費用相場について解説します。こだわりの詰まったマイホームを建てるために重要な建築会社の選び方も紹介しますので、これから注文住宅を建てようと考えている方や、自分に合った建築会社の選び方を知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。

INDEX

【1】目黒区の基本情報

目黒区は東京23区の南西部に位置しており、四方を渋谷区・品川区・世田谷区・大田区に囲まれたエリアです。面積は14.67㎢、総人口は約28万人(2023年8月時点)です。

交通の便がいいことでも人気を集めている目黒区には、京王井の頭線、東急東横線・大井町線・目黒線・田園都市線、東京メトロ日比谷線の6路線が走っています。

中目黒や自由が丘など、芸能人や著名人が暮らす洗練されたイメージのある目黒区ですが、森林公園や閑静な住宅街が広がるエリアもあり、多様な都市機能を兼ね備えたエリアといえるでしょう。

【2】目黒区の住環境

目黒区は、区内のエリアが常に「住みたい街」の上位にランクインするほどの人気の街です。以下では根強く人気を集める目黒区の治安や交通アクセス、災害時の安全性について紹介します。

[2-1]治安

目黒区は、犯罪発生率が低く治安の良いエリアとして知られています。防犯対策として目黒区全体でおこなっているのが、生活安全パトロール・特殊詐欺被害防止キャンペーンなどの施策です。こうした取り組みから犯罪撲滅に対する意識の高さがうかがえるため、子育て世帯にも暮らしやすい街といえるでしょう。

[2-2]交通アクセス

目黒区には6つの鉄道路線が通り、駒場東大前駅・池尻大橋駅・中目黒駅・祐天寺駅・学芸大学駅・都立大学駅・自由が丘駅・緑が丘駅・洗足駅が区内に設置されています。駅の数が多いとはいえませんが、東西南北どの方向へも移動しやすくアクセス良好です。

また、目黒区は東急バスや小田急バスを中心に複数の路線バスが走っているほか、環七通りや山手通り、首都高速道路など高速・幹線道路も充実しており、アクセス方法が豊富なエリアといえるでしょう。

[2-3]災害

夢のマイホームを建てるエリアを決める際、災害が起きた場合の安全性も重要なポイントです。

目黒区は武蔵野台地の上にあるため、災害に強いといわれています。特に目黒区の中央部に位置する学芸大学周辺や祐天寺の南側は地盤が強く、地震や液状化の影響を受けにくいのが特徴です。

【3】目黒区で注文住宅を建てる際の費用相場

実際に目黒区で注文住宅を建てる場合、全体でいくらくらいの建築費用がかかるのでしょうか。ここでは、目黒区で土地を購入する場合の坪単価と建築費用の坪単価を見ていきましょう。

[3-1]土地の坪単価

2023年の目黒区の土地坪単価は、公示地価で平均約438万円となっており、全国順位は9位です。区内で坪単価が最も高いエリアは上目黒で約864万円、次いで青葉台の約593万円となっています 。

一般的な戸建て住宅を建てるのに必要な土地面積は20~30坪程度で、目黒区の坪単価の高いエリアに家を建てるとなると、土地だけでも8,000万~1億3,000万円程度かかることが想定されます。

ただし、エリアや立地条件によって相場は大きく異なり、住宅エリアの碑文谷や八雲エリアは坪単価が約280万円と、目黒区内では比較的土地代を抑えられるでしょう。

[3-2]注文住宅の建築費

注文住宅の建築費用は、依頼先が工務店なのかハウスメーカーなのかによって異なります。

大手工務店の坪単価は40万~60万円前後で、30坪の家を建てる場合、建築費は少なくとも1,200万円程度です。大手ハウスメーカーの場合は坪単価50万~100万円前後が相場で、30坪の家を建てると約1,500万円からとなっています。

ほかにも、オプションの内容や建築会社によっても金額が大きく変わる点には注意しましょう。

[3-3]トータルコスト

目黒区で注文住宅を建てるには、土地代と建築費を合わせて1億1,000万~1億5,000万円程度かかります。

全体のコストを抑えるには、目黒区内の土地探しのエリアや土地・建物の面積、建築会社の選定が大きなカギとなるでしょう。

【4】工務店とハウスメーカーの違い

前述の建築コストにも大きく違いが出るように、理想のマイホームを建てるためには工務店とハウスメーカーの違いをしっかり理解しておくことが重要です。工務店は地域密着型の企業が多く、ハウスメーカーと比べてプランの自由度が高く建築コストを抑えられる点が魅力です。ただし、工期が長くなる傾向にあり、引き渡し後のアフターサービスは企業ごとに異なるため、サービス内容を事前に確認しておきましょう。

一方、ハウスメーカーは全国各地に営業拠点があります。標準の仕様は決められたプランの中から間取りや仕様を選ぶ為、自由度には限りがありますが、資材調達や技術が安定しており、アフターメンテナンスも充実している点は安心です。

【5】建築会社選びのポイント

ここからは、注文住宅を建てる際の建築会社の選び方について解説していきます。建築コストやデザインを確認するのはもちろん、以下のような点にも注意すると、自分に合った建築会社を選べるでしょう。

[5-1]営業担当者の人柄・提案力

建築会社を決めるにあたって、営業担当者の人柄や提案力は重要なポイントの一つです。

注文住宅を建てようとする誰もが具体的なイメージを持っているわけではなく、また、イメージはできていても言葉で伝えることは簡単ではありません。相談者がどのような家を希望しているのか、どのような生活を理想としているかを確実にヒアリングでき、希望を叶えられる設備や仕様の提案ができる営業担当者であれば、満足度の高いマイホームを建てられるでしょう。

[5-2]構造・工法

建築会社によって得意な構造・工法が異なるため、自分がこだわりたい家の性能を考慮して依頼先を選ぶことも重要です。

日本で多く見かける木造住宅は、通気性が良い反面、鉄骨造やRC(鉄筋コンクリート)造と比べて耐震性・耐火性が劣ります。より頑丈な家にしようと構造を変更することは可能ですが、鉄骨造やRC造は木造より建築費が高額になるため、予算内に収まるか見極める必要があるでしょう。

また、工法によっても耐震性や間取りの自由度、建築費、工期などが異なるため、優先順位を決めて慎重に決めることが大切です。

[5-3]保証・アフターサービスの内容

注文住宅は建てて終わりではなく、長期にわたって安心して暮らせるかどうかも家を建てる際に重要なポイントです。保証期間が長くアフターサービスが充実していれば、快適な住環境を維持することにつながります。

また、将来的に自宅を売却することになった際、保証が付いている物件は購入者にとって安心材料となります。保証付きの物件は、早期に買い手が見つかりやすくなるでしょう。

保証やアフターサービスの内容は建築会社ごとに異なるため、家づくりの相談と合わせてチェックすることをおすすめします。

【6】目黒区で注文住宅を建てるなら住宅展示場でイメージづくりから始めよう

目黒区で注文住宅を建てるにはある程度の費用がかかりますが、少しでも費用を抑えて満足度の高い住宅を実現することは可能です。上記のポイントに注意して、慎重に建築会社選びをおこないましょう。
駒沢公園ハウジングギャラリーには、目黒区・世田谷区を中心に、港区・渋谷区・杉並区などの土地に強く、豊富な実例と建築ノウハウを持つハウスメーカーが多数出展しています。駒沢公園ハウジングギャラリーにご来場いただき、目黒区で建てる新しい住まいの形をイメージしてみてください。

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