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家づくりの基礎知識

第22回
吹き抜けのある間取りのメリット・デメリット
有効な寒さ対策、注意点とは

住宅に吹き抜けを設けると、家の中におしゃれで開放的な空間をつくれるのが魅力です。明るい日差しが降り注ぐ、吹き抜けのある素敵なリビングに憧れる方も多いのではないでしょうか。吹き抜けを間取りに採用するのはメリットが多いものの、デメリットや注意点も考慮しなくてはなりません。

本記事では吹き抜け間取りのメリットやデメリット、取り入れる際の注意点などを解説します。吹き抜けのある住宅を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

INDEX

【1】吹き抜け間取りのメリット

吹き抜けのある間取りのメリットは、主に以下のとおりです。
●開放感のある空間になる
●室内に自然光を取り入れやすい
●家族間のコミュニケーションが取りやすい
●デザイン性が高くおしゃれな空間になる
住宅に吹き抜け間取りを取り入れると、どういったメリットがあるのか詳しくみていきましょう。

[1-1]開放感のある空間になる

吹き抜けを設けると、家の中が広々として開放感が生まれます。吹き抜けにすることで天井が高くなり、上を見上げたときに視界を遮るものがなくなるため、開放的かつリラックスできる空間になるでしょう。

見た目のインパクトも大きく、限られた床面積でも圧迫感を減らせるのもメリットです。狭小住宅のようなコンパクトな家に採用すると効果的で、室内の窮屈さを感じにくく、のびのびと暮らせる空間へ変えてくれます。

[1-2]室内に自然光を取り入れやすい

吹き抜けをつくると上部に天窓や高窓などを設置できるため、高い場所からの自然光を取り入れやすくなるのもメリットです。

吹き抜けは、住宅密集地のように1階部分の採光確保が難しい場合に活用されやすい間取りで、季節や家の向きに関係なく外から光を取り入れられるため、室内の明るさを確保しやすくなります。部屋が明るいと、天井を高くする吹き抜けとの相性も良く、さらに広さを感じられるでしょう。日中は電気を点けなくて良い場合も多く、電気代の節約にもつながります。

[1-3]家族間のコミュニケーションが取りやすい

家族間のコミュニケーションが取りやすくなるのも、吹き抜けから生まれる効果です。吹き抜けは1階と2階をつなぐ空間となるため、別の階で過ごしている家族の気配が感じられます。

お互いの様子もわかりやすく、特に子どもの成長が気になる家庭などではより安心できるでしょう。吹き抜けを通じて別の階にいる家族にも声をかけられるため、会話しやすく、自然と家族のコミュニケーションが活発になっていきます。家族間での交流を大切にしたい場合に吹き抜け間取りは効果的です。

[1-4]デザイン性が高くおしゃれな空間になる

吹き抜けを間取りに取り入れると、室内がデザイン性の高いおしゃれな空間に仕上がります。高い天井が生み出す開放的な空間に加え、リビング階段や大きな窓などとの相性が良く、住宅デザインを高める間取りとしてもおすすめです。

おしゃれなインテリアや家具などを組み合わせると、より一層デザイン性の高い空間になります。吹き抜けを設ければ、思わず人に見せたくなる素敵なリビングが生まれるでしょう。

【2】吹き抜け間取りのデメリット

住宅の間取りに吹き抜けを取り入れるデメリットは、主に以下のとおりです。
●エアコン効率が下がる
●2階の居住スペースが狭くなる
●メンテナンスがしにくい
●ニオイ・音が広がりやすい
多くのメリットを持つ吹き抜けですが、反対にデメリットについてもみていきましょう。

[2-1]エアコン効率が下がる

エアコンの使用効率が悪くなるのは、吹き抜けのデメリットの一つです。吹き抜けを設けると空間が広くなるため、どうしてもエアコン効率は下がってしまいます。大きな窓などを設置すると、熱が逃げやすくなる点にも注意が必要です。

また、夏は窓からの日差しが室内温度を上昇させ、冬は暖かい空気が天井へ上がっていき、家族が過ごす空間に滞留しにくいのもデメリットといえるでしょう。エアコン効率が下がると光熱費にも影響が出て、家計の負担になる可能性もあります。

[2-2]2階の居住スペースが狭くなる

居住スペースを減少させるのも吹き抜け間取りのデメリットです。吹き抜けを設けると2階の床面積が減るため、1階よりも居住スペースが狭くなります。本来なら自由に設計できるはずが吹き抜けのために制約が生まれ、希望する部屋数や収納スペースの確保が難しい可能性もあるでしょう。

狭小住宅などで空間を広く見せるため吹き抜けを設ける場合は、かえって暮らしにくくならないよう間取りの工夫が必要です。

[2-3]メンテナンスがしにくい

吹き抜けは高い位置にあるため、掃除やメンテナンスが大変です。天井付近の照明や窓、壁、梁などの掃除は面倒な作業で、高い場所だと自分たちだけでは対応できない場合もあります。

届かない部分は掃除が行えず、無理に行えば転倒や転落の恐れがあって危険です。放置すれば埃や結露、カビなどが発生しやすく住宅が劣化していく原因にもなります。

専門業者へ依頼すると継続して費用がかかるため、家計への負担にもなりかねません。メンテナンスの手間は、吹き抜けの大きなデメリットといえるでしょう。

[2-4]ニオイ・音が広がりやすい

吹き抜けは1階と2階に仕切りがなく、空間が広いためニオイや音が広がりやすい傾向にあります。キッチンで煙が出やすい調理をすると、家にニオイが充満しがちです。

また、リビングで見ているテレビの音や家族の話し声、帰宅時に玄関ドアを開け閉めする音なども響きやすく、子どもの勉強や家族の睡眠を妨げる可能性があります。

ニオイや音の問題は、実際に生活するまでなかなかイメージしにくいため、事前にデメリットを意識して対策などを考えておくことが大切です。

【3】吹き抜けを間取りに取り入れる際の注意点

吹き抜けを間取りに取り入れる場合、以下のような点に着目して設計する必要があります。
●照明の位置・種類
●窓のサイズ・位置
●断熱性・気密性
●換気・防音対策
以下で、それぞれのポイントについてみていきましょう。

[3-1]照明の位置・種類

吹き抜けを設ける際は、メンテナンスのしやすさを考慮して照明の位置・種類を決めましょう。掃除や電球が切れたときの交換作業などは、自分でできないと不便です。照明を天井ではなく手の届きやすい高さの壁や梁に設置したり、昇降式にしたりするなど使いやすい工夫をして設置すると良いでしょう。

[3-2]窓のサイズ・位置

窓は外気の影響を受けやすいため、サイズや配置を考えることが重要です。窓の取り付け方によって室内の明るさや温度変化なども大きく変わってくるため、部屋に十分な光を取り入れつつ、暑さや寒さに悩まされない設置方法を考える必要があります。窓の配置を決める際は、周辺住宅の並びや向きなどから光の取り入れ方、風通しの良さ、寒さ対策などを考慮して選ぶと良いでしょう。

[3-3]断熱性・気密性

吹き抜けをつくる際は、壁や床、屋根裏、窓などの断熱性・気密性を高めた設計にすると過ごしやすい室温になります。加えてエアコン効率も向上し、光熱費の節約も見込めるでしょう。断熱性・気密性は地域によっても適切な性能が異なるため、事前に自分が家を建てる立地に合わせて、どの程度の寒さ・暑さ対策が必要か、適切な基準の確認が大切です。

[3-4]換気・防音対策

吹き抜けは音やニオイが伝わりやすく、ストレスの原因にもなるため換気・防音対策が欠かせません。ニオイ対策には、換気システムの導入やキッチンを半個室にするなどの方法があります。防音対策には、寝室など静かに過ごしたい部屋のドアの防音性を高めたり、床や壁に吸音材を使用したりすると良いでしょう。

【4】吹き抜け間取りの家づくりには住宅展示場見学がおすすめ

間取りに吹き抜けを取り入れると、明るくおしゃれで開放的な空間をつくれるだけでなく、家族のコミュニケーションを促進するなど、さまざまなメリットがあります。しかし、室温や音・ニオイ、メンテナンスなどの問題もあるため、設計時にはきちんと対策も考えておきましょう。

吹き抜けを取り入れたデザインに悩む場合は、モデルハウスを見学しながら実際の住宅に見て触れて検討するのがおすすめです。駒沢公園ハウジングギャラリーは、東京都世田谷区を中心に渋谷区、港区、杉並区、目黒区などで、豊富な住宅の建築ノウハウを持ったハウスメーカーが多数出展しています。吹き抜けのある住宅をお考えの方は、ぜひ一度駒沢公園ハウジングギャラリーにご来場ください。

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