お家で簡単!楽しく学ぶ「知育アイデア」
ロンドン暮らしで得た子育てと住まいのヒント②
新居は家族への愛情とこだわりがいっぱい
インスタグラマー・武井理奈さん
前回は、一人息子の凪くんと愛猫2匹の仲睦まじい様子や、子育てへの思いを語ってくれた武井理奈さん。今回は、現在、建築中だという新居へのこだわりを中心にお話をうかがいました。ロンドンの生活も大きく影響していると話す、理奈さんご家族の理想の住まいとは?
*前回のコラムはこちらから
【1】 ロンドン生活でさらに養われた“かわいい”のアンテナ
黒猫のギネスくんとクルクルヘアのピムスくん、そして一人息子の凪くんのほのぼのとした日常を綴ったSNSが人気の理奈さん。2020年1月に帰国するまで、ご家族が6年間暮らしたロンドンの住まいは、眼下にテムズ川が流れ、その先にはロンドンを象徴する大観覧車や国会議事堂などが望める、とても贅沢な空間でした。
インテリアにも理奈さんのこだわりが随所に。窓際に置かれたふくろう柄のアームチェアを始め、室内にはお気に入りのロンドンのショップ「Anthropologie」や、旅先の国々で買い揃えた色とりどりのオブジェやアートが華やかさを添えていました。このおしゃれなインテリアも、多くのフォロワーから支持されている理由の一つといえます。
「インテリアはもともと大好きなのですが、ロンドンで暮らすようになって、より一層、かわいい物を見つけるアンテナが立つようになった気がします。散歩中に見つけたおしゃれなショップやカフェのインテリアを参考にすることも多かったですね。決して便利な物ばかりではないのですが(笑)、その不便さも許せちゃう、かわいらしい物にたくさん出会うことができました」
理奈さんは凪くんにもかわいい物をかわいいと思えるセンスを磨いてほしいと、普段からアートに触れる機会をたくさん設け、美的センスや色彩感覚を養うことを意識しているといいます。
2020年、理奈さんはお気に入りの物とともに帰国しました。日本での生活は、凪くんや猫たちが喜ぶだろうと階段のあるメゾネットマンションを選びました。ところが、実際に生活してみると、思った以上に居住スペースが狭いと感じるように。しかも、ロンドン滞在中は、フラットの大きな窓から鳥や飛行機を楽しそうに眺めていた凪くんと猫たちも、周囲を家で囲まれたこの家では物足りないようで少し退屈そう。地下1階には大きなテラスもありますが、猫たちの脱走の可能性を考えるとリード無しで遊ばせるのは危険です。
「当初の思惑は見事に外れてしまって。猫はもちろん、私たちにとっても居心地の悪い家になってしまいました。それでもっと広くて、3兄弟が喜ぶ家に住みたいと思い、家を建てることになりました」
【2】住みながら少しずつ自分色に染めていく
凪くんが幼稚園に通い始めるタイミングを考慮し、帰国後、のんびりする暇もなく、ご主人と土地探しを始めた理奈さん。同時に、間取りや仕様を見比べたり、住まいづくりのパートナーを探すため、住宅展示場にも足を運びました。
「土地は近くに大きな公園がある場所がいいなと思って探しました。というのも、ロンドンには大きな公園がいくつもあって、週末になるとたくさんの人たちが公園で過ごすんです。私たちもその習慣がすっかり馴染んでしまって、週末は近所の公園でサンドイッチを食べたりして、緑に囲まれた中で食べるご飯の美味しさを知りました。息子が生まれてからは、より一層、外で過ごす時間を大切にしたいと思うようになりました」
建築中の新居は、仲良し3兄弟を中心に、いつでもお互いの顔が見られて、コミュニケーションがとれるように計画されています。各部屋には猫たちが自由に行き来できるように猫穴も完備。さらに、凪くんと猫たちがのびのびと過ごせる中庭やルーフバルコニー、外の景色を楽しめる大きな窓を設けるなど、すべてにおいて仲良し3兄弟ファーストの住まいになっているといいます。
「それ以外に、住まいづくりではロンドンで買ってきたお気に入りの物を飾りたいので、棚はたくさん作ってほしいとお願いしました。本当はカラフルな壁紙も貼りたかったのですが、内装は3色に抑えたほうがいいとアドバイスされたので、住みながら自分色にしていこうと思っています」
【3】人も猫もきっと居心地のいい家になる
引き渡しを間近に控え、週末はインテリアショップを巡り、新居の家具や照明を選んでいると話す理奈さん。先日も南青山の「moooi」で、ダイニング用の照明「パーチライトブランチS」を購入したばかりだそう。
「私は自分がいいなと思った物は、時間をかけてでも欲しいと思ってしまうんです。ダイニングの照明もいろいろと迷っていたのですが、moooiで鳥のモチーフがゆらゆらと動く照明を見て、『これだ!』と即決しました(笑)。きっとピムスがちょいちょいってイタズラするだろうなぁと、今から楽しみにしています(笑)」
大好きな家具や照明選びを楽しむ理奈さんですが、住まいづくりは「もっと自分の中で具体的なプランを決めてから挑みたかった」と振り返ります。
「息子の幼稚園の関係もあり、我が家はタイムリミットが決まっていたので、ふわふわした気持ちのまま打ち合わせを始めてしまいました。でも、実際に家づくりを始めると、思った以上に決めることが多かった。子どものことも含めて、いろいろなことが重なって、家具や照明選びに全神経を使えないのは辛かったですね(笑)」
子育てに追われながらの住まいづくり。戸惑いや難しさもあったかもしれませんが、理奈さんが家族のためを思い、愛情とこだわりをギュッと詰め込んだ新居は、ご主人や凪くんはもちろん、ギネスくんやピムスくんにとってもきっと居心地がいいはず。これからもSNSに綴られる3兄弟の賑やかな日常がとても楽しみです。
駒沢公園ハウジングギャラリーのモデルハウスはこちらからご覧いただけます。
気になるモデルハウスがございましたら、ぜひご来場いただき素晴らしいしつらえの実物をご覧ください。
●取材協力:武井理奈
2014年にご主人の転勤に伴い渡英し、約6年間、ロンドンで暮らす。恐がりで甘えん坊な心優しいオス猫のギネスくんと、好奇心旺盛でやんちゃな甘えん坊のオス猫のピムスくん、そして一人息子の凪くんの日常を綴ったSNSが大人気。特にロンドン在住中に記録した動画『愛猫ギネスと窓拭きおじさん』シリーズがさまざまな国で話題となる。2020年に帰国し、今は家族と東京で暮らす。
インスタグラム:https://www.instagram.com/rina_takei/
YouTube:https://www.youtube.com/c/RINATAKEI
ブログ:https://ameblo.jp/rina-takei/
●監修・執筆:石倉 夏枝(編集・ライター)
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